症例写真
その他の小耳症・耳の欠損
非定形型小耳症(左耳)






小耳症の位置が通常より前方で、不完全な耳甲介が存在するが外耳道は存在しない小耳症の症例です。2回目手術後の再建された耳は採皮部が髪に隠れ色調も良く、左右対称に立っています。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
第1第2鰓弓(さいきゅう)症候群:顔面半側萎縮症および小耳症(右耳)






ローヘアーラインを合併した耳垂残存型小耳症、および顔面半側萎縮症の症例です。2回目手術後、髪の毛が生えない、深い耳甲介腔の耳介が再建されました。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
耳鼻科で巨大な穴をあけられた小耳症(右耳)










耳甲介型小耳症に対して耳鼻科で巨大すぎる外耳道の穴をあけられてしまった症例です。 結局聞こえるようにならなかったので、旧式の目立つ補聴器を使用していました。耳立て手術後、完成した耳介は耳の穴も術前に比較して縮小されて再建しています。そのため、耳穴タイプの補聴器がつけられるようになりました。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
スタール耳


程度の軽いスタール耳の症例です。第3の脚が存在するために耳輪上外側が平坦化しています。舟状渦scaphoid fossaが存在しません。このように程度の軽いスタール耳は局所麻酔下に手術が行えます。耳輪上外側から第3脚部に向かい皮膚を三角形に切除し、耳輪の耳介軟骨を露出させます。露出した耳介軟骨を切開し、耳輪の方向に回転させて耳介軟骨を一部重ねて縫合すると、内側に倒れこみ丸い耳輪が形成されます。さらに、微調整のため余分な皮膚をわずかに切除して縫合します。もっと程度が重いスタール耳では、耳輪の外側が突出した状態です。
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。
その他、耳の欠損
右耳介形成不全(立ち耳、耳輪脚位置異常、耳垂完全欠損)
手術前
術後 1カ月半
右耳介形成不全(立ち耳、耳輪脚位置異常、耳垂完全欠損)の症例です。永田先生はこのような症例でも肋軟骨を移植して2回にわけて行っていました。しかし、耳介軟骨も位置は違えど十分ありましたので、①立ち耳形成術②対耳輪形成術③耳垂形成(耳介軟骨移植)で対応しました。今回は原則一回の治療で終了です。原則永田法による小耳症手術を行いますが、耳介軟骨が豊富に認める場合は臨機応変に対応します。
執刀医/丸山成一(ヒルズ美容クリニック)
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
■立ち耳形成術の合併症
内出血、腫脹、左右差、感染、後戻り、耳介の変形、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
■その他の合併症
植皮の生着不良・壊死、感染、移植軟骨の露出、糸やワイヤーの露出、傷跡が目立つ、薄毛・脱毛、長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}、長時間同じ体位による褥瘡、その他、予測不可能な合併症。以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。